地方移住に関心がある人は46.8%にのぼるも、85.7%が「未行動」。
- 8月9日
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更新日:1 日前
障壁は「資金不安」と「ノウハウ不足」。人気の移住先1位は「長野県」!――地方移住・空き家活用意識調査

近年、物価高や住宅価格の高騰、将来への経済的不安、子育て環境への関心などを背景に、地方移住や空き家活用への注目が高まっています。
女性インサイト総研HERSTORY(運営:株式会社ハー・ストーリィ)では、全国の生活者を対象に「移住意向や理想の住環境、古民家・空き家活用に関する意識調査を実施しました。
調査の結果、地方移住に関心がある人は46.8%に上る一方、具体的に行動へ移せていない人が85.7%を占めることが判明。行動に移せない理由としては「資金面の不安」や「移住ノウハウ不足」が上位となりました。
主な調査結果 |
①地方移住への関心は地方移住への関心は約半数も、検討者の85.7%が「具体的行動に移せていない」
現在の居住地とは別の地域への移住について「とても興味がある」「やや興味がある」と回答した人は46.8%となり、約半数が地方での暮らしに関心を持っています。

一方で、検討状況について聞くと約8割が「具体的な行動に移せていない」と回答しました。(「特に具体的な行動はしていない」(61.5%)と「まだ漠然と考えている」(24.2%)を合わせた数値。)
多くの人が移住への関心を持ちながらも情報収集や物件探しなどの具体行動に至っていない実態が明らかになりました。

②希望する住環境は「自然と生活利便性のバランス」が圧倒的支持
理想の移住先ロケーションとして最も多く挙げられたのは、「自然と生活利便性のバランスが良い地域」(61.5%)でした。続く「都市部に近い地域」(19.3%)、「自然豊かな地域(過疎・山間部含む)」(8.7%)、「海沿い」(6.2%)を大きく引き離しています。
豊かな自然環境を求めつつも、買い物・医療・交通などの日常生活の利便性や都市部へのアクセスを確保できることが、移住先選びの重要な条件となっています。

③人気の移住先1位は「長野県」、続いて北海道、神奈川県
移住先として考えている都道府県(複数回答)では、1位「長野県」(14.3%)、2位「北海道」(11.2%)、3位「神奈川県」(9.9%)、4位「千葉県」(9.3%)、5位「栃木県」「沖縄県」(各7.5%)となりました。自然環境に恵まれながらも、生活環境の整備や首都圏・都市部へのアクセスが容易なエリアが上位に順位を連ねています。
順位 | 希望都道府県 |
1位 | 長野県(14.3%) |
2位 | 北海道(11.2%) |
3位 | 神奈川県(9.9%) |
4位 | 千葉県(9.3%) |
5位 | 栃木県 / 沖縄県(各 7.5% ) |
6位 | 静岡県(6.8%) |
7位 | 東京都 / 兵庫県 / 福岡県 / 鹿児島(各 6.2% ) |
8位 | 宮城県 |
9位 | 山梨県 / 京都府 / 広島県(各 5.0% ) |
10位 | 埼玉県 / 滋賀県 / 大阪府(各 4.3% ) |
④行動に移せない二大要因は「資金面の不安」と「移住ノウハウ不足」
移住を検討しながらも行動へ移せない理由として最も多かったのは、「資金面への不安」(49.1%)でした。
次いで、「何から始めればよいかわからない」(46.0%)、「仕事の見通しが立たない」(32.3%)が続き、費用面だけでなく、移住までの進め方や情報不足も大きな障壁となっていることが分かりました。

⑤古民家へ求められるのは「改修済み」「設備が整った住まい」
古民家を住まいとして検討する際には、「リフォーム済みであること」(60.2%)、「設備が一定整っていること」(58.1%)、「改修・購入費用の補助があること」(56.4%)が上位となりました。
この結果から、移住希望者は古民家そのものよりも、「安心してすぐ暮らせる状態」の住まいを求めていることが分かりました。

⑥空き家リノベサービスは約7割が「魅力を感じる」
空き家リノベ「家継ぎ」サービスについて、「非常に魅力を感じる」「やや魅力を感じる」と回答した人は68.4%となり、約7割が魅力を感じていることが分かりました。
今回の調査では、移住希望者が求めているのは、単に古民家へ住むことではなく、「安心して暮らし始められる住まい」や「移住を後押しする仕組み」であることが明らかになりました。
こうした生活者ニーズに応える取り組みとして、空き家リノベ「家継ぎ」サービスへの期待も高いことがうかがえます。

考察:移住を後押しするのは、「地域の魅力」だけでなく「安心して暮らせる仕組み」 |
今回の調査から、地方移住に関心を持つ人は46.8%と約半数にのぼる一方、移住を検討している人の85.7%が、具体的な行動に移せていないことが判明。その背景には、資金面への不安と「何から始めればよいか分からない」という情報・ノウハウ不足があることが浮き彫りになりました。
さらに古民家を検討する際には、「リフォーム済み」「設備が整っている」「費用補助があること」が重視されており、生活者が求めているのは、安心して新生活を始められる住環境であることが明らかになりました。
今後の移住促進では、地域の魅力を発信するだけではなく、改修済み住宅の提供や補助制度の充実、移住までの相談・伴走支援など、移住希望者が安心して一歩を踏み出せる仕組みづくりが重要になると考えられます。
調査概要 |
調査名称:「移住に関する調査」調査期間:2026年7月15日〜7月23日
調査対象:全国の20歳以上の男女528名
調査方法:インターネット調査
実施機関:株式会社ハー・ストーリィ
女性インサイト総研 株式会社ハー・ストーリィについて |
私たちは【女性の買う理由を世帯から読み解く】専門機関です。
日本の世帯消費の7割(※当社調べ)を握る女性。その意思決定はライフステージやライフイベントで複雑に変化します。私たちは、データや数値の背景にある女性の選択理由を掘り下げ、経営者の意思決定や商品開発、マーケティングに即活かせる調査・コンサルティングの専門会社です。
事業内容:女性インサイトマーケティング事業(専門研究/コンサルティング/専門情報出版/マーケティング支援/人材育成支援)
代表取締役:日野 佳恵子
移住希望者の不安を解消する住まいづくりの一例として、谷口工務店では「家継ぎプロジェクト」を展開しています。 谷口工務店が運営する、『家継ぎプロジェクト』では、空き家・古民家を活用しながら、安心して新しい暮らしを始められる住まいづくりに取り組んでいます。 プロジェクトの詳細については、家継ぎプロジェクト公式サイトをご覧ください。 ▼家継ぎ(YATSUGI) https://www.yatsugi-project.com/ 運営会社:株式会社 木の家専門店 谷口工務店 |

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