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株式会社フェリシモ『YOU+MORE!(ユーモア)』

  • 5月11日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月13日

生き物の一瞬のしぐさを捉える再現性と独自性でファンを魅了!リアルな可愛さを追求する雑貨ブランド

画像提供:フェリシモ


ペット飼育が「贅沢な体験」となりつつある今、住環境等の制約により「動物と暮らしたくても叶わない」層のニーズが急増している。そうした中、動物や水の生き物の魅力を独自のユニークさと再現性で、まるで本物とふれあっているような「疑似体験」を提供しているのが、雑貨ブランド『YOU+MORE!(ユーモア)』だ 。視覚のみならず触覚まで訴えかけるこだわりの開発プロセスと、ギフト需要をも喚起する「コミュニケーションツール」としての価値に迫る。



KEY POINT

  1. 「可愛さ」に「ユニーク性」を追加し、他社にはない情緒的な付加価値を創出 

  1. 動物専門家の知見を積極的に取り入れ、見た目だけでなく「重さ・触感」まで含めた多角的な再現性を追求

  1. プランナーの深い愛情と妄想力で同じ嗜好を持つ生活者の琴線に触れる「動物の瞬間」を切り取り、唯一無二の商品を開発



見慣れた日常に「おかしみ」をもたらす ユーモア雑貨ブランドを展開


 『YOU+MORE!』を運営するのは、兵庫県神戸市に本社を構える株式会社フェリシモだ。ファッションや雑貨、手作りキットの定期便事業を手掛け、自社開発グッズの製造に強みを持つ。2014年に始動した同ブランドは、「すっかり見慣れた日常がもっと楽しく、もっと笑えるように」というコンセプトの下、クッションやぬいぐるみ、ポーチなどの生活雑貨を展開してきた。  


 「慌ただしい日常の中で、ふと喜びを感じたり気持ちを切り替えられるような時間を提供する商品を目指しています。その中でも、動物と目が合うような『ふれあいの疑似体験』を提供することで、より深く顧客の情緒に訴えたいと考えました」と、ブランドマネジャーの豊川 紗代氏は語る。現在、扱う商品数は約200点。うさぎやパンダ、海の生き物など、約40種類の生き物をモデルに多様なラインナップを誇る。


ふわふわのぬいぐるみのようで、実は実用性も兼ねた赤ちゃんパンダのポーチ



視覚、そして「触覚」まで――徹底した再現性の裏側


 『YOU+MORE!』の最大の武器は、「ユニーク性」と「高い再現性」の融合だ。特に、その再現性は単なる見た目の模写に留まらない。

「商品開発では、現場の飼育員の方々に監修を依頼することも多くあります。毛並みや色合いといった外見の正しさだけでなく、その動物特有の生態に基づいた表現ができているかを細部までチェックいただきます」と豊川氏。特筆すべきは、視覚以外の感覚へのこだわりだ 。撫でた時の柔らかな曲線・質感など、触覚を通じたリアリティの追求こそが、ブランドの付加価値を決定づけている。


 加えて、ジュゴンが好物のアマモ(甘藻)を一心不乱に食べるシーンを再現したマスコットは、実際に水族館で見られる光景を忠実に切り取ったものだ。こうした「本物感」への執着が、住環境やコスト面でペットを飼いたくても飼えない層に対し、代替不可能な「癒しの疑似体験」を提供している。

 

鳥羽水族館のジュゴンのエサやりシーンを再現




専門家の知見に「妄想力」を掛け合わせる企画術


一方で、単なるリアルさの追求で終わらないのが同ブランドの真骨頂だ。象徴的な事例が、海遊館(大阪府)と共同開発した「オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ」である。当初、施設側からは「卵から成鳥へ」という2変化の相談だったが、プランナー側から「最も愛らしいヒナの時期も楽しんでもらいたい」と3段階に変形できる構造を逆提案した。この熱意とアイデアが結実し、販売から7年経つ今もなお、ECサイトや現地の売り場で爆発的な反響を呼ぶロングセラーとなっている。


卵→ヒナ→成鳥と成長段階に変化。


また、本来は生息域が異なり出会うことのないジュゴンとマナティーが「手をつなぐ」マスコットも、プランナーの「もし二頭が出会えたら」という愛情深い妄想から生まれた。専門家の正しい生態知識を確かなベースに置きつつ、そこにプランナー独自の「おかしみ」や「遊び心」を掛け合わせる 。このバランス感覚こそが、施設側の期待を上回る価値を生み出し、他社の追随を許さない独自性の源泉といえる。


ジュゴンとマナティー、それぞれの鼻先や尾びれの特徴を捉えたデザイン。


単なる雑貨を越え、関係性を紡ぐ「コミュニケーションツール」へ

 現在、20〜50代の女性を中心に支持を広げているが、その価値は「個人が所有する喜び」に留まらない。豊川氏は、商品が「コミュニケーションツール」としての役割を果たしている点に、ビジネス上でも大きな可能性を見出している。


「思わず笑ってしまう、誰かに見せたくなる商品は、会話のきっかけを生みます」。実際、店頭では男性が女性への贈り物として「外さないギフト」として購入するケースや、教育現場で教員が卒業する生徒へ配るためにハンカチを大量購入し、喜ばれたというエピソードも少なくない。


今後は、水族館や動物園での希少種保護活動への支援もさらに強化していく予定だ。売上の一部を「フェリシモ いきもの未来基金」を通じて研究・保全活動などを支援し、しあわせの循環を広げる取り組みを続けている。  


よこはま動物園ズーラシアの動物たちのパズルキューブは、

価格の一部が「フェリシモ いきもの未来基金」として運用される



「動物の愛らしさは、周囲の気持ちを明るくします 。手にした人から人へと幸せが伝播していく、そんな心に響く価値をこれからも提供し続けたい」。妥協なき再現性と、愛ゆえの妄想力。その両輪が、今後も多くの人々の日常に「ふふふと笑える時間」を創り出していく。


画像提供:フェリシモ

<お話を伺った方>

株式会社フェリシモ

YOU+MORE! ブランドマネージャー

豊川 紗代 氏

公式サイトはこちら




 
 
 

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