事例取材 「女性視点」
「JCB カード W plus L」／株式会社ジェーシービー
ポイントに敏感な若い世代にフォーカス！
女性向けサービスの充実で会員獲得を狙う
「JCB カード W plus L」
2024年3月
2017年にリリースされた若い女性向けのクレジットカード「JCB カード W plus L」が人気を集めている。
ポイント還元率の高さに加え、コスメ・グルメ・旅行などの優待プランや、女性に特化した保険サービスなどが用意されているためだ。
18～39歳までの女性層に焦点を充てた、業界でも珍しいクレジットカードだが、なぜこのようなカードを作ろうと思ったのか。
開発までの道のりと商品の特徴を担当者に伺った。
若い女性のニーズを盛り込んだカード
株式会社ジェーシービーは、日本で唯一の国際カードブランドを運営している会社だ。 現在は国内外に約4,600万の加盟店を抱え、 会員数は1億5,000万強。特に日本国内で人気がある。 現在同社が発行しているクレジットカードの種類は幅広く、シンプルなJCBオリジナルシリーズから企業や教育機関などと提携したカードまで、170種類以上にも及ぶ（2024年1月現在）。
そんな中、2017年にリリースされたのが、18～39歳までの女性を ターゲットに据えた「JCB カード W plus L」だ。
利用者を若い女性層に絞った理由について、イシュイング推進部の菊池優海さんは 「女性特有の疾患の悩みや、ポイント・キャンペーンなどのおトクをクレジットカードで体感したいとのニーズがあったためです。
特に若年層の方はポイントに敏感で、親和性があると考えました」と話す。
同時に同社では、「JCB カード W」という、やはり18～39歳に向けたクレジットカードを発行した。
ポイントの還元率を重視する 若い世代に向けて、通常の2倍のポイントが付与される点が大きな 特徴だが、「JCB カード W plus L」はこのメリットに加えて、女性特有の疾病をサポートする保険商品が投入されている。
さらに 「LINDAサービス」と呼ばれる会員限定の優待や、プレゼント企画 にも参加できるようにした。その結果として「JCB カード W plus L」 の利用者層は、20～30代の未婚の女性会社員がメインとなっている...
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